借金が返済不能になるのはもちろんよくない。
自分の信用も落とすし、貸し手にも迷惑をかける。
でも、本当に本当にどうしようもなくなったら、バンザイすればいい。
まずは任意整理とか個人再生でどうにかならないか検討して、どうしても無理だったら最後の手段-自己破産だ。
自己破産はもちろんデメリットがある。
でも、それはすごくうまく行ってる人生と比べた時の話だ。
例えば10年くらいはローンが組めないから、商才や運に恵まれた人以外は、一生のうちにマイホームを持てる可能性はかなり下がるだろう。
でも車とかなら新車でなければ、貯金して十分買える。
ほかのものもキャッシュで買えばいいから、たいていのものは手に入る。
10年クレジットカードが作れなかったとしてもどうということはない。
職業制限は破産申立てから免責許可の間はあるが、ごく限られた職業だし、免責を受けて復権すればもう制限はない。
一般的には数カ月程度の話だ。
自己破産を理由に解雇するのは違法だし、戸籍に記載されたりもしない。
官報という政府の日刊紙に名前が出るが、そんなもの特殊な職業の人しか読まないし、載るのは1日だけだ。
「自己破産したらその後の人生はどうなるのか?」ということをもっと広く正確に知ってほしいと思う。
デメリットはあるけど、想像するほど恐ろしいものではないし、少なくとも自殺するよりずっといい選択肢なのだ。