これまでに色々な結婚式に招待してもらってきた。

かなり中の良い友人、同級生、家族などの結婚式なら楽しいが、正直ご祝儀を渡すのすらもちょっともったいなく感じるくらいの知人の結婚式には出たくない。

まあ、例を出すなら先日行った結婚式は、関係性も近くないのになぜか義理堅い人で、私を呼ばなければ失礼になると思ったらしい。

物静かなそいつの友人、親族はみな同じように物静かで、結婚式というよりもどちらかといえば通夜のような雰囲気だった。

それでいて引き出物が衝撃的だったのだ。

物静かで通夜のような式をした2人が、お互いを抱きしめあっている写真がプリントされたお皿だった。

このお皿にどんな料理を乗せるのかと思わず心の中で突っ込んだ。

ただ、その後に何故かもう一つ帰り際に箱を手渡されたのだ。

まさか今度は2人がキスをしている丼ではないだろうなと思いながら、帰宅して開けてみるとボンゴだった。

吹奏楽部でもなく、音楽関係の職場で出会った2人でもなく、キューバ音楽が好きでもない2人の引き出物がボンゴなのだ。

帰りの電車内で開けていれば笑いをこらえきれず吹き出すところだった。

ボンゴのたたき方でも勉強するか…。